こんにちは、「介護食ナビ」ブログ管理人の嚥下太郎です。
今回は、市販の介護食シリーズとして人気の高い キューピー「やさしい献立」煮込みハンバーグを実際に試してみました。
介護食を探している方の中には、
「どのくらいやわらかいの?」
「味はおいしいの?」
「普通の食事とどう違うの?」
といった疑問をお持ちの方も多いと思います。
この記事では、そんな疑問に答える形で「味・食感・やわらかさ・使いやすさ」を詳しくレビューしていきます。
◆商品情報と価格

商品名:キューピー やさしい献立 煮込みハンバーグ
購入場所:イオン
価格:税込192円
内容量:100g(1人前)
ユニバーサルデザインフード区分:区分1「容易にかめる」

シリーズの中でも人気のある定番メニューです。
スーパーやドラッグストアでも手に入りやすく、在庫が安定しているのも安心ポイントです。
◆見た目と香り

袋を開けると、小ぶりのハンバーグがデミグラス風ソースに包まれて登場。
ふんわりと漂う香りは家庭の煮込みハンバーグそのもの。
中には ジャガイモ・ニンジン・タマネギ が入っていて、色合いも明るく、介護食とは思えないほど見た目に食欲をそそります。

具材のバランスは、ややジャガイモが多め。彩りもあり、見た瞬間に「ちゃんと食事している感」があります。
◆やわらかさと食べやすさ
パッケージの「容易にかめる」という表示がありますが、普通のハンバーグ程度のやわらかさから少し硬めに感じます、完全に舌でつぶせるほどではありません。柔らかいものに慣れている方だと硬めに感じてしまうかもしれません。
歯が残っており、咀嚼力がある方であれば問題なく食べられる硬さです。

特に良い点は、口の中でばらつかないこと。
ソースのとろみがしっかりしていて、離水も少なく、飲み込みやすいまとまり方をしていました。

咀嚼力があるけれど誤嚥が心配、という方に向いた食感です。
◆味の感想
味は控えめで、塩分も強くありません。
塩分相当量は 0.8g とかなり低めですが、デミグラス風ソースのコクで物足りなさを感じません。
温めずに食べてもおいしいですが、電子レンジ(500Wで20秒)で温めると香りが立ち、味の深みが増します。

温め後30分ほど経っても味が変わらないので、介助中に時間がかかっても安心です。
◆栄養成分(1袋100gあたり)

成分 含有量
エネルギー 75kcal
たんぱく質 3.8g
脂質 2.8g
炭水化物 9.1g
食塩相当量 0.8g
カルシウム 143mg
脂質控えめで、軽い食事に向いています。
主菜としてはややボリュームが少なめなので、やわらかご飯やおかゆと合わせるとちょうど良いバランスになります。
◆総合評価(5段階)
項目 評価
やわらかさ ★★☆☆☆
普通のハンバーグより少し硬め
飲み込みやすさ ★★★★☆
ソースのまとまりが良く離水が少ない
味 ★★★★★
優しい味付けで食べやすい
コスパ ★★★★☆
手に取りやすい価格帯
総合満足度 ★★★★☆
介護食初心者にもおすすめ
◆どんな人におすすめ?
咀嚼力はあるが誤嚥が心配な方、普通の食事に近い介護食を探している方、介護食を初めて試すご家族におすすめできます。
◆まとめ:おいしさと安心感の両立
キューピー「やさしい献立 煮込みハンバーグ」は、介護食らしさを感じさせない自然なおいしさが魅力です。
「やわらかいのにおいしい」「冷めても食べやすい」という点で、毎日の介護食に取り入れやすいと感じました。
介護される方にとっても、「食べる楽しみ」を感じられる一品です。
これからもこのブログでは、実際に食べてわかった介護食の特徴を、できるだけやさしい言葉でお伝えしていきます。